東京国立博物館に
国宝 阿修羅展を観に行ったついでに、
常設展も観てきました。
無論、目的は伝統工芸品。
それも瀬戸物や木彫りではなく、
「武器武具」それも「刀剣限定」という
攻略ターゲットの狭さ(^-^;。
さて、目的の日本刀は、本館1Fの13室です。
…どうでも良いことですが、
本館の建物自体もかなり素敵な作りです。
ひととおり、30分以上掛けて一振り一振り、
矯めつ眇めつ(ためつすがめつ)眺めましたが、
いやー、最高です。至福の時間。
「照明が余り良くない」という
噂だけは聞いていたのですが、
昨年観に行った「静嘉堂の名刀」展程では
なかったにしても、
それなりに刃紋の見える
セッティングにはなってました。
(一部、延寿辺りが少し暗かったかな…)
圧巻だったのが、天下五剣の一、
・国宝 太刀 三条宗近(名物 三日月宗近)
と
・重文 太刀 粟田口則国
の2振り。
山城伝(京都)の刀は垢抜けてます。
恐ろしくスタイルが良いです。
反りの強い太刀姿、
小切っ先へと向かってスッと細くなる
優美で気品に満ちたラインはもう圧巻の一言。
研ぎ減りしたのか元々そうなのか重ね薄く、
長さを感じさせない三条宗近、
手持ちも非常に良さそう。
刀樋を掻いていない直刃ってのも、
猫目的萌え条件なのです...
「…欲しいなぁ」
呟かざるにはいられません。
自由になる金が4、5千万あれば買えるかにゃー。
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追伸:
そうそう、「日本刀だけ」を観に国立博物館に赴く
猫目のような奇特な方へのアドバイスですが、
2階の常設展示、
武士の装い ―平安~江戸 コーナーにも
数振りの刀がありますので要チェックです。
何だか急に刀剣博物館に行きたくなってきました。
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