帯広、最後の夜
何にもない部屋でこれを書いています。
先刻、クロネコさんに私物全て(9箱!)を引き渡し、
PCとスーツ1着、ジーパン1本、2日分の着替え、
鞄2つに時計と携帯、数箱の煙草以外は存在しない、
帯広に来た時そのままの状態です。
(…ゴミは除く。「何もない」と言う割には結構…)
3月10日から単身帯広に住むこと4ヶ月半、
気温-2桁℃を初めて体験したり、
車が1日で雪山に変わる光景を見たり、
東京でも滅多にない名曲喫茶の珈琲を味わったり、
数年振りにチャリンコに乗ったり、
梅と桜が同時に咲く光景を見たり、
それはもう、関東では決して出来ない経験をすることが出来ました。
帯広の人は、基本的に外から来た人間に親切な人が多いですね。
排他的ではないと言うか、おおらかと言うか。
お店や道行く人に道を尋ねても、皆ニコニコして教えてくれる、そんな感じ。
足(=車)がなかったので、
そんなにあちこち行ったという印象はありませんが、
(あちこち行ける程の観光地が無いという話も…)
ひたすら平坦な道をチャリで駆け回ったのも良い思い出です。
何より、1時間を越える電車通勤がないのはこんなにも人間的なのかと、
つくづく感じた数ヶ月間でした。
最後の2ヶ月は土曜出社等、業務多忙で
それほど余裕があった訳でもありませんでしたが、
それでも身体的な負担は関東の比ではありませんでした。
ガリガリの身体にも少し肉が付いたような気がしてます。
明日からは札幌。
また別の生活が始まりますが、
今後、たとえ何処へ行ったとしても、
長いようで短く、短いようでいてやっぱり結構長かった、
帯広で過ごしたこの数ヶ月間を決して忘れることはないでしょう。
周りにコンビニやファミレス、飲食店が何もなくても、
21時を過ぎると駅前すら人が全然歩いてなくても、
車が無いとそれこそ生活が極端に不便であっても、
「何にもない幸せ。」
そんな言葉が自然と思い出される街、
帯広が、私は大好きです。
帯広でお世話になった皆さん、
本当にどうもありがとうございました。
…いつかまた、来たいなぁ。
2006.07.30 Sun. 猫目猫足
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コメント
お疲れ様でした。また新しい土地で一ヶ月頑張らなくてはいけないけど。
でも、そういう風に、前向きに、そして感謝の心を忘れず、仕事を、そして周囲の環境を・・・大事にしているというその姿勢。
いいと思います。
また大変でしょうけど。頑張れ!!
投稿: モノ | 2006.07.31 05:19
お褒めに頂き光栄の極み。
やっぱり特に大きな病気も患わなかったのが大きいね。
まぁ、一人暮らしには慣れてるし、
そんなに大変でもないですよ、平気平気♪
仕事だもん。
さて、最後のお掃除お掃除。
…しかし、何て時刻に(^-^;)
投稿: 猫目 | 2006.07.31 08:53