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2006.06.16

Type2 Error on Macintosh

メーラが使えなくなったーーーっ!!
という救難要請を10年来マカーのM君から受けました。

…マックなんて、何年使ってないと思っているのか…。

で、状況を聞くとメーラ「クラリスメール ライト」で、
メールを受信した途端、

タイプ2エラー」が出て、メーラが即落っこちた、というもの。
その後は、何度試そうが、再起動しようが、
上記エラーで「クラリス~」を開くことが出来ないとか。

タイプ2のエラーとは、
CPUがメモリの読み出しに失敗したケースでタイプ1に似る。
一般的には偶発的なエラーだが、特定のアプリケーションでのみ発生する場合、
システムとの相性を疑う必要がある。(参考:トラブル対処法 " Diablo on Mac "より)

とのことで、要は普通に読み込めていたメモリアドレスが
何らかの拍子に正常に読み込めなくなり(誤ったアドレスを読もうとする)、
それ以上処理を続けられなくて、アプリが落ちる現象とのこと。

他にも、マックフリークス : タイプ 2 エラーの解説が判り易いかな。

対象OSは 8.6。

原因は不明ですが、恐らく設定が壊れたか、
受信不可のメールを受け取ったか。

対処として、電話でサポートしつつ、以下を試して貰いました。


1.割り当てのメモリの増量

タイプ2エラーの場合、まず試すことだそうです。
そもそもWindow$と異なり、
Mac OSはアプリケーションごとの割り当てメモリを制御しません。
よって、メモリが足りない場合、自分で増やしてやらなければなりません。
この辺を参考にしました。

結果:起動せず。相変わらず「タイプ2」エラー。


2.原因メールの破棄

「クラリスメール ライト」は、ファイル単位でメールを管理します。
つまり、1つのメールごとに1つのファイルが作成される訳です。
よって、もしも破損したメールが原因だった場合、
そのメールをメールフォルダから削除してやれば、
正常に表示される可能性があります。
試す価値はあります。

まず、アプリケーション本体の起動するフォルダを探し、
その配下のメールフォルダに目星を付け、
(「クラリス~」の受信箱のメールは一時保存フォルダに入る様です)
表示を「アイコン」→「リスト」にして、
問題の日時に受信したメールを特定、ファイル容量から当たりを付け、
問題のメールファイルのみをどこか別のフォルダに移します。

…と、文章で書くとこれだけなんですが、
相当の困難を乗り越えなければ行き付く事が出来ませんでした、

まずM君、10年近くマックを使っていると思えない程のパソコン知らず。
「表示を『リスト表示』にして、、」とか言おうものなら、

どうやんの?

…いや、電話じゃ見えないし。

そんなこんなで、散々苦労した挙句、問題のメールを特定、
除去し、通常通り「クラリス~」を起動することができました。

前提知識として、
・「クラリスメール ライト」はHTMLメールに対応していない。
・別のメーラで、サーバにメールが存在しないことは確認済み。
という情報があった為、この方法でビンゴでした。

…やれやれ。
まー、直って良かったです。


が、しかし、此処で苦言を。

今の時代にHTMLメールを受信したら破壊されるメーラ
使っている時点でアウトでしょう。
…何せ、悪名高きアウトルックエクスプレスなんざ、HTMLがデフォですし…。

大体、この「クラリスメール ライト」、
サポートは当の昔に終わっているんです。

そんなソフトを何の理由も相応の知識もなく使い続けていれば、
遅かれ早かれ、こうした事態は避けられなかったと思います。

ことパソコン・インターネットに関して言えば、

古いものには何の価値もありません

…寧ろ害にしかならない筈。
(上位互換を前提にコンパイラのOSは95/NTだ、とかいうのとは別物)

M君には、Macを買い換えろとまでは言いませんが、
せめて現代に対応したソフトを使って欲しいと切に願ってやみません。

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この日はその後、風呂から出たら電気も消さずに倒れてしまいました。
…ユーザサポートって疲れるのねー。

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