The Da Vinci Code
話題の『ダ・ヴィンチコード』を観ました。
が、、、
「謎解きやサスペンスの要素を持った映画は
原作を予め読むものではない」
という、うちのお婆ちゃんの教え通り、激しく後悔しました。
だって、「謎の黒幕」とか「最後の謎賭け」とか、
既に知ってしまっている訳で、
「ああ、そいつ犯人だよ!」とか
謎が見つかった瞬間「そんなん、答えはアレじゃん」とか、
普通に考えてしまって、全然興醒めでした。
映画自体、面白くなかった訳ではないので、本当に残念。
…安心して見ていられる、というイヤなメリットもありました(w
内容としては、
あの原作を3時間程度に収めるのは殆ど奇跡。
よって、重要でないと思われがちな場面はどんどんカットされてます。
…何か、あらすじ見ている様なのよね…。
スピーディな展開、と言うことも出来ますが、それ以上に詰め込み過ぎな感じ。
そんな訳で、トム・ハンクス演じる主人公、ロバート・ラングドン教授は
殆ど悩むことが無く、謎をばんばん解明します。
すごくできる人か、一から答えが判っている風にも見えます。
この、トム・ハンクスという役者設定も微妙。
どうしても去年観た『ターミナル』や『グリーン・マイル』の
いい人さ加減が思い起こされてしまって、絶妙に役に合ってない。
せめて『ナインスゲート(超マイナー)』に出てた
ジョニー・デップ(!)くらいのインテリさと胡散臭さがあれば。
レスター教授、、、はちょっと狂気に走り過ぎか…。
好印象だったのは、シラス君。
絶妙に狂信を体現していて好演でした。
あと秀逸だったのが最後のシーン。
文章からは決して想像できなかった描写でしたね。
評価:-(特殊な事情につき採点せず)
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余談ですが、上述の『ナインスゲート』。
数年前に観た筈なのに、タイトルもすっかり忘れていて、
思い出すのに丸一日煩悶してました。
ポランスキーとジョニー・デップだったんですねー。
憶えてないくらいだから、内容はアレだけど。(CinemaScape-映画批評空間-)
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