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2006.03.26

てすと 『枕草子』

第一段 春は、あけぼの。

 春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。

 夏は、夜。月の頃は、さらなり。闇もなほ。蛍の多く飛び違ひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。雨など降るも、をかし。

 秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。まいて、雁などの列ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。

 冬は、つとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜のいと白きも。また、さらでもいと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、温く緩びもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。

清少納言著『枕草子』より

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行書体のテスト。
…結構色々出来るのね(^-^;)。

ちなみに、
これがDFPOP体

これがDHP行書体

これがHGゴシックE-PRO

機種・OS依存あるかも、、、

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コメント

仕事柄行書体の世話になることは多いが……





読みやすい、ね。言わずもがな。
縦書きってできんのかな?

投稿: かわさき | 2006.03.29 13:37

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